如何にして我らは敗北したか

例えば君が何かに敗北したとする。
野球のように、点数化されるものならわかりやすくてよい。
しかしそうでないものであれば、
敗北とは何であるのか、という分析から始める必要がある。
そして、ここからは共通の作業であるが、
なぜ敗北したのかということの要因分析が必要である。


簡単に言えば、
今回の福島の事件は、反原発派の敗北であったのだが、
未だに「なぜ、無党派層に受け入れられる主張ができなかったか」という
敗北要因の分析を行っている人はいないようだ。
(世の中には「無党派層」は推進派に他ならないという考え方もあるようだが)
本来地上から排除するためには、二項対立ではなく、
超党派的でないといけないのだろうが、そうならない理由を、
安全神話の裏返しの)陰謀論めいたものに求めてしまう今のあり方が、
なによりも問題である。
地元がホットスポットになっていることを煽るように言ってこられた者が
知人にいたわけである。まあこのような煽り屋さんが、
周囲を更にがっかりさせる。
こういうことを書くと、そうでない人もいるんだという人がいますけど、
思想ごっこをやって、何者かになれると思っている
悲しいナルシストみたいな奴が多いのは運動にとってマイナスだわな。
ラカンジジェクは政治や運動はヒステリーと指摘したそうだが。