よき日のために

「同和地区」は同和対策事業の対象だった地域を指す言葉なので
行政用語であり、被差別部落とイコールではない。
著者は本書の中でかなりの税金が投入され地域改善された地域は最早公共施設だという。
私も同意見である。同和行政は終結に向けて収束しつつあると思うが、
そのなかで、同和地区の情報が闇に葬られている実態は確実に存在すると思う。
書評する度にどれも同和問題の入門書としてお勧めだと言っているような気もするが、この本はお勧めだ。
カリキュラムの中できっと同和問題は小中学校の道徳か何かに存在しようが、
まさか今でも江戸時代の身分制度が起源だとか教えていないだろうな。


こうしてこのブログではたびたび同和問題に興味のある一面を覗かせているが職場では結構珍しがられる。