俺がガンダムだ

「ガンダム」の家族論 (ワニブックスPLUS新書)

「ガンダム」の家族論 (ワニブックスPLUS新書)

富野のエッセーに外れなしである。
ザンボット24話くらいの源五郎が死ぬ直前のシーンのカットを載せて
「ごく普通の日本人の家庭として描かれている。」と説明が気をするのが素晴らしい。
ザンボットについて

問題なのは、たいへん理想的な家族になってしまったことが
残念といえば残念なのです。

また、かんたん作画の多かったブレンパワードのカットは
最終話(一番できのよかった回)のものを載せている。


予備知識として持っておいた方がいいのは
ガンダムF91リーンの翼イデオン、ザンボット、ブレンパワード
Vガンダムが酷い作品であること
これだけでものすごい良い読み物として読める。
見合い結婚の復活を

恋愛結婚の方が離婚率が高いという事実。
これはつまり、恋愛の終着点が結婚という発想の破産であると見える。
(略)
ここには妥協というリアリティが欠けている。

さすがです。