新書ブーム(笑)

「ガンダム」の家族論 (ワニブックスPLUS新書)

「ガンダム」の家族論 (ワニブックスPLUS新書)

この新書は(ry

アニメの巨匠・富野由悠季監督が、「ガンダム」「伝説巨神イデオン」「ブレンパワード」など
自作に描いた親と子、父と子、母と子の姿から、共同社会の在り方、30年後から5,000年、
1万年後の日本の進む道までを、ミクロとマクロの視点を縦横に駆使して語ります。

ブレンがdisられてなくてよかったほんとうによかった。
いやぁ、味わい深くって感動したぁ。
ブレンが富野の最高傑作だと思うんだよね、会話のドッジボールな感じも含め。
旬を過ぎた頃にはまっちゃったんで、富野自身のブレン評を聞いたことがない。
(ハゲの旬を過ぎる=発表直前)
最近のアニメ……に限らず、
旧世紀のリバイバル(プレートからのアレじゃなくてな)
みたいな作品がものすごく受けている。ゲゲゲも然り、サマーウォーズ然りだ。
その手の作品は家族の復権が大きな流れだが、
家族という承認の最小単位が今崩れているから、リバイバルとして受けているのだ。
ブレンにせよ、エヴァにせよ、何かに対する憎しみで団結したコミュニティが
承認し合う家族のようなコミュニティに育っていくという過程を描いている
エヴァは途中で失敗するシナリオになっているのが素晴らしい)
その流れは、今はなくなった「家族」を獲得するのと同じくらいの夢物語だ。
誰も模範の形を持っていないから、描きにくい。
それを荒削りでもやってのけるハゲが好きだ。