僕はムーンレイスなんです。

「僕は二年前に月から来ました。けど、月の人と戦います。だけども、地球の人とも戦います。
人の命を大事にしない人とは、僕は誰とでも戦います」
この台詞に集約されている回であり、いわゆるモビルスーツ戦らしいものも殆どない。
ターンエーガンダムの素晴らしさの一つでもあるのだが
「ムーンレイス」「地球人」「帰還者」「ミリシャ」「ディアナカウンター」、いずれかに属していつつも、
結局のところ、一つの嘘を突き通すために正直であろうとしているロランが、
ムーンレイスであることをカミングアウトし、その一つの嘘を突き通せなくなる、
それでいて、意外にもみんなそこまで驚かず、そのままのポジションを維持できてしまうという、
(更に言えば映画版ではまるまるカットされる)
或る意味ターンエーガンダムの一つの素晴らしさを凝縮した、そんな回。