友達以上恋人未満

あの曰く言い難い関係はなんだったんだろう。
そして、今でも続いている関係はなんなんだろう。
こういうことは数少ない友人においても、少ない。
物理的な距離のおかげもあったのだろうけど、心地いい距離感。
こういうことは以前好きだった相手に対しては他に全くない。
だいたいは何か回復不能で進展可能性のあるアプローチを行い、
友好関係(友として好きな関係)が瓦解した後に滅茶苦茶な関係に陥る。


ぼくがあの畳の部屋に住んでいた頃、
ぼくのことが一番好きで、二番目に好きな相手とつきあうことになった
(占いとかそういうのの結果らしい。後半部分は知っていた)
ということを白状させてしまった。
何が凄いって、こちらからも直接的な
アプローチをしていたのにも関わらずそうだったのだ。
今だってそうなのかもしれないが、うまく感情を表現できないのだ。
もう7年も前のことで、互いにパートナーもいるのだから
完全に笑い話にしかならないのだけど、あの先の関係に踏み込んでいたら
きっとこういうことにはならなかっただろう。
とにかくあの頃はお互いなにかに怯えていたのだ。
関係1を失ってその先の関係2を得ることに。結局暫くの間関係1も失うことになったのだけど。
延長線上にあるものは足し算がうまいこといかない。


今はもう足し算も引き算もしないので、うまくいく。
これからもそうだといい。


BGM:隣人に光が差すとき
楽しい大人になれただろうか