腑抜けども!

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ (講談社文庫)

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ (講談社文庫)

或るサークルクラッシャーの女性の卒論っぽいと聞き
買ってきて読んでみた。
フリクリEDのモデルとしかこの人自身のことは知らないのだけど
主人公の語りに少し共感してしまう自分がかつていただろうと思って
少し哀しくなりつつも最後のオチに笑った
簡単に言うと周囲はイモで自分(とその近しい者)だけは
世の中で特別な存在だと信じてやまないのがこの作品の主人公
理解してくれないのは凡俗故の蒙昧さによるから、と…
今でも僕自身周囲を見下しているところは、ある。
さすがに上記のようには思わないが


いつも小説を読む度に思うのだけど
評価がなされる作品の良さがあまりよくわからない。
いくら自分が好きでも所詮「好き」の範疇を越えない
物語の読み方に原因がありそうだが…
これは小説に限った話であって、
ゲームやアニメなんかは大勢の評価基準は理解できるつもりだ