原動力

私はこの世の中が嫌いだ、この世の中で普通の顔をしている人間が嫌いだ。
10代は殆どその気分で生きていたように思う。
多くの部分で世間に迎合して、忘れつつあった自分の中の何かを、
障害のある人という視点を、いつかのタイミングで借りたことから、
自分の重要な何かを取り戻したかのように、
この世の中を少しでも、嫌いだと思っている人の方にシフトさせるように、
働けるのであればそうしようと思ってきている。
同僚ではないが、一緒に働いている人が
数十年やってきた当事者運動の根っこが「この世の中に対する怒り」と聞いたときに
ああ、なるほどと思った。これが去年わかったこと。


もうどうでもいいよ、障がいとか。そう思える日が来るだろうか。


あと自分のことで言うと、あの頃持っていた牙は、別のところに別の方向に向け続けてやりたい。