反省材料
- 作者: 森まゆみ
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2013/02/21
- メディア: 新書
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・「フクシマ」とカタカナ書きする文脈はなんらかのポリシーがあってのことだと思う。
・宮武外骨というともうあの人しか思い出せなかったのに。
・キャンプは大切。避難訓練にもなる。子どもに不便さを体験させる必要がある。
自分が被災者になることをイメージし、誰と避難生活を送るのか想像する。
・被災地での行政のあり方(「みんなに配れないと公平でない」)への批判もあるが、
被災地公務員への苦悩も記載があった。この本は行政バッシングに終始しない。
ボランティアへの批判も当然記載があり。東日本震災を通して
「自己満足ボランティア」への批判がようやく出てきただろうか。
(略)子どもが対国の交渉に参加し、記者会見などをするのが不愉快だと言う。
私もそれを感じる。子どもは何にも考えずに元気に遊んでいればいい。
大人はそういう生活を守る義務がある。メディアの前で子どもたちは、
落ち着いて正論を言っていたが、それは彼らの意思なのか、運動関係者の子どもなのか
よくわからなかった。(略)子どもを利用したように見えるのはよくない。
同感である。
もう綺麗事を言っていてもダメ、除染は所詮移染なのだから
もうここには住めない、じゃあどうするかという話をしなければ
という主張を載せている部分もあった。
多くの人の胡散臭さは、原発の再稼働反対といいながら、
こういう大きな話題からは一生懸命目を背けるところだ。
避難とかいう小規模な話なのか?
結局耳当たりの良い、一見優しいことしか言わないから信用できないんだよ。
やっぱり日記って大事だなあ。