castle・imitation

うたかた

うたかた

運命なんて信じなくなったけれど、
よく似た流れに流れていく。
君がいたことは僕の心の中に重く強い根を張っていたのだ。
張り巡った根は長い時間を僕から奪った。
いま、もう一人の自分が流れることを強く願っている。
そして、君の儚さを完全に見失うことをもっと強く。