ばすちた

チーム・バチスタの栄光 [DVD]

チーム・バチスタの栄光 [DVD]

昨日ジェネラル・ルージュの凱旋を見てきたので
その前作であるこれを借りてきた
教授ら救急医4人全員が辞職
バチスタはその名の通りバチスタ手術を巡る事件だが
ジェネラル・ルージュは救急医と医療メーカーの癒着を告発した文書から始まる話
(映画というエンターテイメント作品であることを差し引いても)
救急医療の問題を鋭く描いているんじゃないかと思う
救急医療は金がかかる割に助かるとも限らない
小児科と産婦人科は訴訟リスクの大きさが高い
よってこれらを縮小して収入源になる精神科にシフトする病院
まー、小説の厚さを考えるといずれかの部分を削っているんだろうが
テンポもいいし悪くない映画だと思う
端々に現在の厚労省や患者に対する不満のようなものがみえる
そこも或る意味このシリーズのテーマとなっているんだろうな
「07年度は事故や病気で重篤な約900人を含め約1万3000人を治療」
残り1万2100人は何だったんだろうか…
経済原理を持ち込んでいい場所と持ち込んではいけない場所がある
しかし医療や介護、福祉に経済原理を持ち込み、
様々なものを奪い取り最後に残ったマンパワーに頼ろうという意図が見え見え


映画についていえば堺雅人が本当に良い
チーム・バチスタも見たが、ジェネラル・ルージュの方が遙かにテンポがよく楽しい