寓話

むかしむかし、貧しいながらも何匹もの鯉を飼っている男がいました
どの鯉もその男になついていて、手を叩けば餌をねだって寄ってきました
その男は大きな鯉にも小さな鯉にも同じように餌を与えました
男の村を飢饉が襲ったときも、
金を借りて田を売って鯉のために餌を買い、そして同じように餌を与えていました


今では男は世界の借金王です。
以前よりは減りましたが、男は今でも餌を与え続けています。