
- 作者: 堤未果
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2008/01/22
- メディア: 新書
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実は、すべてを変えたのはテロそのものではなく、
「テロとの戦い」というキーワードのもとに一気に推し進められた
「新自由主義政策」の方だった。
少し前、アメリカ在住の大叔父が我が家にやってきて
庭を見て「この庭は誰が維持してるの」と聞かれた
「大部分は僕等家族で、植木は職人さんが」というと
ちょっと驚いた風な顔で
「我が家の庭はメキシコ人が維持しているんだ」と言う
何故メキシコ人が?
1994年のNAFTAの影響で
トウモロコシに関税がかからなくなりメキシコのトウモロコシ農家が打撃を受け
密入国者がその年だけで70万人を超えたという
それに関係があるのかもしれないし、ないかもしれない。
日本では今格差社会が格差社会がと叫ばれているが
いやいやこんなの全然だぞというレベルのことが書かれている
どの程度の格差は是認されるべきとかいう話をするつもりは無いが
アメリカナイズした政策を進めていけばいずれこんな風になってしまうのだろうか