俺たちの海

底辺女子高生 (幻冬舎文庫)

底辺女子高生 (幻冬舎文庫)

田舎の低ヒエラルキー高校生は男女問わずこんなものか、と
共感を覚えながら読んでいる
僕自身の高校時代は教室で口をきける人間が殆どおらず
その上今ほどオタク方向に走るわけでもなく
とにかく中途半端だった
豊島ミホのいう「地味男子」でありながら
彼女がいてしまったことは最高に中途半端な要素と言えよう


ゲームとインターネットに一生懸命だったから
ちっとも輝く瞬間を持たない僕だったが
学年ホームルームをさぼって友達と行った港町から帰る途中、
初めて何かをさぼった甘味に酔った。きっと僕は輝いていた。
予備校や大学はサボタージュ中毒にかかって
ゲームセンターで半日を潰す人種に成り下がっていたが…