僕はまだ子供で、

スカイ・クロラ

スカイ・クロラ

知り合いが好きな本だと聞いて読んでみた
押井守によって映画化されるそうで…
「自我の境界なんて無いんじゃないの」+「飛行機」という押井好みの題材。
ずっと念仏のように唱える映画作りもそれはそれで有りだ
それを抜きにしてもSFとしてなかなか面白い本だった
主人公が何者か少しだけわかる、最終章の畳み掛けは実に悪くないと思う

理解してもらえない。
理解しようとするほど、遠くなる。
どうしてかっていうと、理解されることが、僕は嫌なんだ。
だから、理解しようとすること自体、理解していない証拠。

飛行機乗りが退屈凌ぎというとどうしても
サン・テグジュペリを思い出す。
何故大人は大人になるんだろう。
子供との対立概念なのかどうかもわからない。


僕が好きな小説というと――
あまり人に紹介できるような小説を好きにならないが、
「VSイマジネーター」は本当に好きだった
何よりタイトルが格好いい。

(下巻の水乃星透子を描いたカバー絵も好きなのだが…アンノウンとは!)
簡単に言うと世の中を少しだけ幸せにする自称「イマジネーター」と
正義の味方ブギーポップが戦う話
伏線らしきものはないものとして読んだ方がいい。
語り口が少々痛いかも知れないけど
「笑わない」→「VSイマジネーター」の三冊に限っては
我慢しても読んでみても良いレベルだと思う


ライトノベルといえば
図書館に本を借りに行ったら桜庭一樹コーナーがあった
郷里の作家ということらしいが、
「555」(仮面ライダー555劇場版ノベライズ)はやり過ぎだと思った
ファイズゥゥゥー!またお前かァァァァ!