死すべきものども

ようやく後片付けも何もかも終わった
骨になって壷に入ると本当に小さくなったとか
よく言われている話ばかり思っていた
二年くらい特養ホームに入っていて帰省の度に
「何時が最後になるかわからないから」と言って
だんだんと状態の悪くなる祖父を見に行っていて
ぼんやりと覚悟はしていたから
涙の一粒も流さなかったのだけど
母親と祖母は二人で泣いているのを見て
さすがに堪らなくなった


本当は今日から帰省するつもりだったので
これで普通の盆休みがやってきた感じ