愛すべき「ばかばかしい」

いろいろばかばかしいものが多い世の中だ
GFFやジオノグラフィーのコンパチとか…


今日は本屋に行ったのだけどちくま学芸文庫は見ていて楽しい
ニーチェは哲学というより文学だと思っているのだけど*1
「この人を見よ」の目次を開くとこんな文字が踊っていた…


『なぜ私はこんなに良い本を書くのか』



ついでなので哲学書の棚に行き中島義道の「私の嫌いな10の人々」も眺めた
これもすごい。「みんなの喜ぶ顔を見たい人」「俺、バカだから、という人」等々
僕もそういう人が嫌いだ。こうやって人の論に乗っかる自分のスタイルもあまり好きではないけど
わざわざこういうことを本にできることが非常にばかばかしい


ばかばかしい、というより「ナンセンス!」なのかもしれない
このばかばかしさを忘れたら、人類は生きていけないと思う
忘れない程度のギリギリのバランスこそが重要



ちなみにここで述べた本は両方とも買っていない

*1:ニーチェしか知らないニーチェファンにはうんざりしたため。キェルケゴールも同様に自称ファンには懐疑的である。キャッチーな「哲学的な」台詞には裏があると思っている