重度訪問介護を受給している人たちが通学通勤の場面では使えない
多くの人がこの事実を知ってよかったと思うが、
今の制度では、雇用主の努力義務であって、じゃあフリーランスの人なんかどうするのかという問題は、置いてあるままだし、
通学時に痰の吸引ができないことで通学バスに乗れないことだって今もある。
ただ一方で、制度的に使えるようになったからといって、誰でもいつでも使えるような、そんなコンビニエンスストアみたいなサービスでもない。供給が間に合っていないのだ。
その話に持っていければ良いんだけど、そうはならないだろう。
なにしろ、れいわ新撰組が実際に困ると声を上げてからいろいろな問題に目を向けている世の中なのだから、障害者にそんなにみんな興味は持っていない。
それに、「障害を持つ人」別に良いが、別に持ちたくて持っているわけでもない。医学モデル的なやつ。ちょっと強烈な障害者にそんなことを言おうもんなら大変なことになるんだぜ。
障害福祉サービスと通学通勤の話、私が障害を持つ人から聞いたのは、厚生省時代の産物でもあって、労働や学業は別の省庁が担当していたからっていう、それらしい理屈だった。支援費制度反対のために厚労省取り囲んだオジサンのいうことだからまあ本当なんだろう。
当選した議員が議場に入ることができることを「やさしい」というのなら、日本語の使い方を間違っている。当たり前の権利を行使できるかどうかの話だ。
もっと言えば、障害者が排除されたら今度は自分の番だとかいう議論を持ってくる奴が嫌いだ。既に排除されている権利をどう回復するかだ。何でもかんでも自分に置き換えないと話ができないのか。バカか。