GW総括

二人の著者がかつて出した「反貧困」と「貧困大国アメリカ」の
まとめと後日談という位置づけではないかと思う
対談集の部分が多いが、昨年末から今年初めにかけての
年越し派遣村の話題もあったりでわかりやすい本だった
結局GWはこの本と
はじめての部落問題 (文春新書)

はじめての部落問題 (文春新書)

これくらいしか読まなかった。
こっちは同和問題(部落問題)の入門書としてなかなか優秀。

知らない問題に初めて接したときは誰でも意識する。
たとえば僕が初めて障害者の介助に行ったとき、
相手が障害者であることを過剰に意識した。(略)
最初は障害者のAさんだったけど、そのうちただのAさんになった。
もちろん、障害者のAさんであることに違いはないし、
人によっては障害者のBさんで終わる場合もあるけれども。

先日知人とテーマパーク的なところに行ったのだけども、
車椅子に乗った人が割といた。
高齢者に好かれるテーマのパークだったからだろうか。
彼らに注がれる視線は少ない。
しかし一緒に行った障碍のある知人とすれ違う人の目が、
私の隣にいる人を上から下まで見ることがとても多かったのをよく覚えている
きっと引用部のようなことなのだろうが……