隣人

狂気という隣人―精神科医の現場報告 (新潮文庫)

狂気という隣人―精神科医の現場報告 (新潮文庫)

ある方向ではとても有名な松沢病院の現場報告
統合失調症というものに少々でも詳しい人用の本だろう
触法精神障害者と自殺という基本的に血生臭い話が並ぶ

私の個人的な意見としては、重大な犯罪事件においては、
容疑者が精神疾患患者であったとしても、実名報道をしていくことは必要であると考えます。
その場合でも報道を控えるのではなく、より詳細に事件の検証を行うことが、
社会的システムの欠陥を明らかにすることにつながると考えます。

実名報道の是非に関しては賛成しかねるが、
精神障害者であったことがわかると途端に報道が
フェードアウトしていく風潮には確かに違和感を感じる
「臭いものに蓋」、現状はまさにこれ