イデオンBメカの左シート

視聴率だけよければいいや、というのと似ている。
「とりあえず殺せば泣くんだよね」というのは、人間を甘く見ている。
甘く見ているし、でもそれで通用する部分があるっていう世の中はなんかヘンだよね。

あんまり萌えを斬っていないようにも見える。
萌えるのと泣くのは蒸着してしまっているものもあるが基本的には別
とりあえず「萌え」か「アンチ萌え」をやってみせれば
ウケるという世の中はなんかヘンだよね。

とりあえず殺せばというと鍵よりも富野だ
富野はフラストレーションの結果キャラを殺しましたみたいなところがあった
視聴者は死が必然であり全く不条理でない世界に住む彼らに
感情移入こそできないがその生への拘りに涙する（こともある）
富野キャラは他人を理解しようと藻掻くのに理解に至るまでに殺し合い、死ぬ。
（ザンボット→ガンダム・イデオン→ブレン以降、
　それぞれで死をどのように扱っているかはまちまちである）
Vガンダムなどは目的と手段をはき違えてしまっているようにも見える
あれくらいの年齢になるともう思想とか作風が変わるものかよと思うが
どうせバカなんだから死んでもわかりあえない、
じゃあ傷つけあってでも生き続けようという回路に切り替わる
そして（富野信者は）富野と登場人物が
最終話の翌日も必死に生きる姿を想像して泣く

というわけで今日はなぜオデロは死んで
死亡フラグがビンビンに立ったジョゼフが生き延びたかについて語ってみました