派遣の品格(笑)

「声届いた」「月曜以降は…」=喜びと不安−講堂開放の「派遣村」・厚労省
ここのところこの話題が続くが…


「いかにも」な派遣労働者をマスコミは伝えるわけだし
派遣を選んだ理由は?
こういうのを見ると自己責任だろうという通り一遍のことを言いたくもなる
正規雇用というのが不況時の調整弁になっているのだから、
この不況下非正規雇用から切られるというのは当然なのである
しかし、派遣法や派遣会社が派遣打ち切りから
生活できなくなるまでの逆向きエスカレーター(すべり台)を整備してしまっていた
この間には本来的には解雇までのタイムラグがあったりだとか、
社会保障を受ける機会があったりするのだがそれもなく一気にホームレスである
競争社会・資本主義なのだから総てが優秀な人間であったとしても
誰かが転げ落ちるのは必然。必然なのだが、
その落ちた先が生存さえ危うい場所なら誰かが救済すべき。
派遣会社じゃなくて即国の社会保障になってるというのが…


自分の周囲にいるのは実家通いの派遣労働者だから
ちっとも悲壮感もないし、正直人生舐めてると思うが
そういう人はどうにかして生きていけるから
一連の運動にも貧困にも向かっていかないだろう
こうやって可視化されているのはそこにいる人であって制度ではないので
ややこしい話になっていく。
だいたい変なんだよな、派遣会社じゃなくて
大企業が直接雇い止めをしてるだけみたいな報道。


朝生「脱・貧困」を録画しているのを見た
田原が正月から冴え渡っていた
「うるさい!」「人が話をしているときに喋るな!」
この手のジャーナリストは概ね好きじゃないが
田原だけは別格。
「タブーに挑戦!」内の発言とか。