出雲

日傘のお兄さん (新潮文庫)

日傘のお兄さん (新潮文庫)

以前レビューした「青空チェリー」は少々酷評気味だったが
表題作「日傘のお兄さん」は実にネット的で面白い
ストックホルム症候群とも少し違う、恋愛劇が描かれている
あの年代独特の思いこみ→未来予想をするラストも結構気に入ってる。
ちなみに逃走劇の中で乗車する寝台車は
路線、設備からして今では廃線となった「出雲」と思われる後書きにもそう書いてあった
東京から帰省するときに良く乗ったものだった
ちなみに現行の「サンライズ出雲」は山陰本線ではなく伯備線を通るため
福地山を通過することはない。
しかし鉄っちゃんって偉いね。wikipediaはてなキーワードも正確な情報がもれなく書かれている。
どろたぼう駅の正式名称の由来なんてかなりローカルだぞ。