前の劇場版に際しての庵野カントクの有難いお言葉
「エヴァンゲリオンは哲学的と言われるが、実際はそうではなく衒学的である。
衒学とは知識がある事を自慢する事であり、知ったかぶりという言葉が一番近い。
エヴァの一見謎に満ちたストーリーも、何か裏がありそうな雰囲気を出すための演出であり、
実際に裏は存在しない。
また一見哲学的に思える内容も、パッと見た感じをかっこよく見せるための演出であり、
実際はただ賢そうに見せているだけで哲学的なわけではない。
自分にとってフィルム作りとはサービス業であり、客に何かしらの満足感を感じてもらえるものを
作りたいと思っていて、エヴァの衒学的なストーリーもそのためであるが、
エヴァの場合はそのサービスが効き過ぎた。
エヴァが客にとって居心地の良い所にされ、現実逃避のよりしろ、
現実からそこに逃げ込む装置のようなものにされているのが嫌で、もうこれ以上やっちゃいけない、
何か目を覚まして欲しいと思い、そのため映画では客に水を被せて目を覚まさせるような内容のものを作った。
そのまま居心地の良い所にずっと居させるというのも一つのサービスだが、
エヴァの場合はもうやっちゃいけないと思った。
その方が客にとって良い事だと思った。
自分にとってはそれもサービス業の一つである」
ポロロッカにしても、そうでないにせよ、
アニメとしてバンゲリ見てない人とは話すのが難しい。
なんだかんだでテレビ版の最終2話受け止められない奴って多い
唐突に昨日拾九話(男の戰い)見てみたんだが
途中までヒーローロボットのノリなのに
Bパートの後半は怪獣モノになってるなあ、とか冷静に見てた
あの混ぜ具合が絶妙で好き。ああ哲学アニメ(笑)。
エヴァ最高とか言ってる人は他のアニメも見た方が良い
相対化してこそ見えてくるものがきっとある。そうよ、みんな星になってしまえ!
一番切なくなったのは大学生の頃院生と話したとき
「プロットや設定がものすごく練ってあるんだよ!フロイトや神学のことについてもさ!」と
強硬に主張されたこと。鼻で笑っちゃった。
人の意見聞けない奴がなんでああいうお勉強してるんだろうって
エヴァの最大の功績は富野がブレンパワード作る契機になったことだと思う
今日の画像がコラじゃないから困る。困らないが。
関連:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080429-00000001-maiall-ent
便所フィルムが当たった人は笑えばいいと思うよ。