THE REAL FOLK BLUES

所謂復讐劇というと成し遂げた後のカタルシス
あまりにも小さいことに登場人物が気付いて後味の悪い終わり方をする、
そんな定型が出来てしまっているような気がする
復讐などという血生臭い話が出て来なさそうな、
ハチミツとクローバーの森田兄弟の話もコミカルでありながら、
それでも完遂する復讐と復讐者の末路が描かれる
ボトムズの「ラスト・レッドショルダー」も
ペールゼンに運命を狂わされたレッドショルダーたちの復讐だったが
レッドショルダーなんて目じゃないくらいの兵隊が乱入してきて、
返り討ちに遭うというボトムズらしい終わり方をする
キリコ以外殺害されるし…
純粋に復讐とは言えないまでも、
COWBOY BEBOPのジュリアを巡るスパイク主体の話は
カタルシスを感じられる出来になっている。
それまでのビシャスが格好良すぎるんだが
そんな彼をやっつけるというのがビバップの最終話に相応しい、
(それまでちっとも効いてなかった)スパイスになっているのかもしれない。


ブラッドサッカーの肩のブレードアンテナは素敵だと思うが
ボトムズ的ではないと思う。しかし30機の最新鋭機が
4機のレストアに負けるってどうなのよ。
ブラッドサッカーの流れだよなあ、
ゼルベリオスとかテスタロッサとかって。
あんまり関係ないけど、
消しゴムと鉛筆でカップリング論争するほど貪欲な腐女子でさえも
あまりボトムズに食いついている姿は見ない。
キリコ×イプシロンとか今ならきっとファンサイト出来ちゃうぜ
過去にまで遡ってネタを探そうとしないってのは
歴史自体がそこまで浅くないせいなのか、
眼前にある餌に食いついてるだけなのか、…