だが、希望だけがない!
- 作者: 村上龍
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2000/07
- メディア: 単行本
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予備知識無しで読んだけどこういう話だったんだねえ
中学生が一気に不登校になってインターネットでビジネスを興す、
というのもある種のファンタジーであり希望でしかない
インターネットがしがらみから自由であるという記述には違和感を覚えた
新しい物に安直に希望を見出しすぎではないか、と。
経済のオハナシはまあ良くできていると思うけど
まさかこれを書いているとき斜め上から飛行機が突っ込んできて
世の中がテロとの戦いに明け暮れるなんて思ってなかったろうな
懐石料理って、わたしはひどく憂鬱な人が作り上げたもんだと思うんだけど。
(略)
何て言うのかな。喪失感だけがあって、大勢ではしゃぐような気分には
もう永遠になることはないってわかっているような人だけどね。
こういう大したことのない記述は好きだ
僕自身がそういう人間だし…
そもそも大勢ではしゃぐような気分になったことがあるかどうか。
最近も少し複雑な関係の人からはしゃごうという誘いがあったのだけど…
煩わしさを感じながら無下に断った。
眼前の世界と自分の信念を信じ過ぎている人間とは会話は難しい。
参考URL:はてなせりふ