あしたはうんと遠くへ行こう

もうすぐ一年が終わる
卒業論文、院試、卒業
塾講師の再開、喘息の発症
予備校通い、そして退職
一つの転機がある年とない年、くらいなもんだったいつもと
今年はちっとも似ていない
同じ瞬間が現れないように
同じ一年が現れないのはわかってはいたが
こうも色々あるとすっかり疲れてしまう
でも多分そうじゃないのだ
そうあるように見えただけ
主観が強すぎた、そう思う


人生はよく旅に例えられるが
まるで夜、道に迷って歩き更に迷う旅人のようだ
今、帰省の最中だが
東京という街を見ていると
そんな旅人が沢山いるように思えて
居心地がいい街だと再確認した


明けない夜は無い
来年また東京に戻っても、同じ部屋に戻っても
そこは今までと違った場所になっているはず
確信はないがそんな気がする