老兵は死なず

今年で僕の学科の先生が一人退職されるのだけど
その先生の「最終講義」を聞きに行った


哲学は現実と関わることによって意味を成すということ
現実から遊離した哲学が多く学ばれている現在でこの言葉は大きい
日常に目覚めること、というサブタイトルが付いている本があるのだけど
目覚めた日常という地に足をつけることは目覚め方よりも難しいのではないだろうか


自分の生きている世界における問題を哲学や心理学、宗教の領域にもってきて
解決しようとするのは誤っている場合も多い。多くは問題の立て方に誤りがあるのだと思う